ストリングス書き書き

ここ数日間は主にストリングスの課題をやった。

 ピアノ曲や声楽曲を弦5に編曲するという課題を5つほどやるうちに、自分の癖というか、初心者なんだなという点に気づく。どうも全ての弦をフルに使って編曲しがちだし、ハーモニーも盛りがちだ。本に乗ってた譜面を打ち込んでサウンドを確かめたんだけど、ビオラとチェロのディビジでハーモニーを組み立てていたり、全部チェロでハーモニー作っていたり、2ndとビオラだけだったりと、同じ譜面からでも楽器の割り当てを変えるだけで音色がものすごい変わるんだぜ、ってことを思い知らされて、なんかほんと自分の未熟さを痛感した。5本の弦を全て使い切るんじゃなくて、その編成内で生み出せる音色の可能性を掘り下げることのほうがよっぽど重要だよな、とか。まあもちろんそれ以外の部分で、楽器の使用度のバランスを取っていくことも重要なんでしょうけど、それにしても楽器に対する視点がマクロ過ぎた。もうちょっと具体的に組み合わせを試行錯誤していこうと思う。

 何気なく使用度のバランスとか書いたけど、打込みの場合はそれすら気にしなくても良いはずなんだよね。譜面にして実際に演奏してもらうときは各奏者が弾いてて楽しいと思えるような所が最低1箇所は作ろうという意識が有るわけだけど、打込みは奏者が存在しないから楽しんで貰う必要が無い。

 そこから寄り道して、弾いてて楽しい譜面について考えると、弾いてて楽しい譜面は奏者のモチベーションが高まって演奏の質が高まることに繋がる、とかんがえられるけど譜面以外でモチベーションを高める事ができたなら、その考えを排除できちゃうよね。ギャラが高い、とか超心酔しているアーティストの作品だ、とかでモチベーション高めるとかして。人が関わってくることだからどっちが良い悪いは決めづらいことなんだろうけど、なんだかもやもやとする。

 ふと思ったけど去年辺りにSquarepusherがオーケストラとコラボした曲、あれ演奏している人どんな気持ちなんだろ。クラシックのレパートリーに比べると明らかにシンプルなわけだけど、やっててつまんねーとか思うのかね。